おやつ
最近まーたパワプロ杯の時間が長くなってます。で腕前もメキメキ上がってきてて(憤怒)。
これまではねえ、ランク上がると格下と当たった時にストレートがまともに来なくて勝手に打撃崩しちゃってたんですよ、村上が大城とかにやられてたようなやつ。引っ張ってホームラン狙うのはいいんだけど狙いすぎて入りでかわされるとそのまま後手踏んで捕まえられなくなるっていう。
それでまあ格下狩りを意識して甘い球仕留めるように戦い方変えたら上位と当たった時に何もできなくなる現象に悩まされていたんですけど、東京ドームで社会人野球の都市対抗みたおかげで上位にも下位にもある程度やれる方法がなんとなくわかってきました。何かっていうとスクイズです(直球)
いやほら、野球の得点って基本イニングと点差と取りやすさに応じた(比例・反比例した)重みづけできると思うんですけど、一発勝負になると結局点そのものが中性子星くらい重くなるじゃないですか*1。例えば神宮のナイターなら残塁続きで贔屓が負けててもどっかでホームラン出るやろ(ハイボールグビー)くらいなもんですけど、高校野球で強豪がチャンス潰して僅差のビハインドで終盤に行ったときなんかは「本当にこのまま勝てんのか/終わんのか…?」っていう変な緊張感がある。なんというか取れる時をちゃんと取った時にしておかないと楽にならないんですよね。で、プレッシャーで変なミスが出た方が負けるみたいな。
翻って社会人野球はスクイズを徹底することでそれを部分的に克服してる印象があります。
今年の都市対抗でパナソニックがマルチスクイズ決めたやつとか*2、youtubeで見れる野村シダックスを沈めた代打の代打で決勝スクイズ*3とか。もちろん駆け引きはあるわけですけど、そこさえどうにかなれば色々な力量を無視して即死攻撃を仕掛けられるところがスクイズのメリットだと思うんですね。社会人に限らず高校野球でも智辯学園がタイブレークからバント二本で勝ったり、U-18がスクイズで決勝を勝ったり、強いチームが隙をなくす文脈のなかにスクイズが位置付けられているという方が正しいかもしれない。パワプロだと引き分けでもレート下がるし、格上とやるのに一点では足らんし。
まあ別に走者三塁になったら全部狙えっていうのはそれは(任意の監督)になっちゃうんであれなんですけど、ホームランや強打を補完するものとしてパワプロのスクイズって結構優秀やなーと思うんですよね。走者三塁を作ればいいと思うと引っ張りにこだわらなくてもいいし、「ホームランの打ち損じ」でも一点が入る可能性を十分に持たせられる。そもそもスクイズはお膳立て整えて精々1点なのに対してホームランはどっからでも出る可能性があって1から4点入れられるわけですから。小技みせておいて走者置いての一発で仕留めたり、長打みせておいて小技で欲しい時にもぎ取るみたいな感じですかね、書いてて気づいたけどここ去年までのヤクルト打線っぽいな。打って打ってで売り出し中のヤンスワの中からもいずれ荒木さんのような仕事人の台頭に期待したい(ヤクルトファン要素)。
あとねえ、何がいいってこれ走者なしからとにかく外野前進野郎*4にめっぽう強い。センター返しでも外野の頭は越えやすいし、長打なしでも何かで先頭出せば盗塁バントスクイズの嵌め技でたちまち決勝点が取れる。やっぱり外野全身野郎はこの世から消え